「年齢・性・人種差を考慮した正常値(基準値・基準範囲)の設定」
正常値の概念から基準範囲に変わる大きな変化は、基準標本群を吟味することにある。しかし、現行の基準範囲は米国のNCCLSの勧告をそのまま受け入れたものである。本邦における今後の基準値設定で考慮するべき、年齢・性差・人種差について概説する。pp.29-34舩渡忠男、矢吹重光
日本臨床 第53巻 増刊号