「cDNAマイクロアレイを用いた AraC 感受性規定因子の解析」
cytosine arabinoside (AraC) は難治性白血病において重要な抗がん剤であるが、耐性獲得が問題とされる。AraC 耐性細胞株を用い、cDNA マイクロアレイによる遺伝子発現解析を行った結果、AraC 耐性獲得機序 として、新たにIGF-1遺伝子および K-ras 遺伝子の関与している可能性が示唆された。これらの遺伝子は元の細胞で発現が増加していることが確認された。p.23舩渡忠男、石田聡美、賀来満夫
生物物理化学 Vol.46補冊