「多発性骨髄腫における免疫調節異常」
多発性骨髄腫は腫瘍性にM蛋白が増加するが、正常免疫グロブリンが低下することを特徴とする。骨髄腫における体液性免疫不全について、感染症の特徴および免疫異常についての著者らのデータを提示した。本症正常免疫グロブリン低下の機序として、本稿では、単球による免疫グロブリン産生抑制作用が示唆された。pp.109-12舩渡忠男、大谷英樹
日本臨床免疫学会会誌Vo.14 No.2