本書策定の目的は、遺伝子検査関連検査の測定精度保証のために、検査利用者から測定実施者における検体管理、すなわち検体採取、運搬および保存において、適正な検体を確保し不適切な検体に由来する検査誤差を回避するためである。測定精度を確保するには、測定結果に大きく影響する測定前のプロセス(プレアナリシス)における作業工程の標準化が必要である。本書は、我が国において初めて、包括的かつ実践的な標準化マニュアルとして策定された。
総p.76 遺伝子関連検査標準化委員会WG-2委員会による共同作業による共著
渡邊清明、宮地勇人、堤正好、舩渡忠男、安中敏光