RNAに関する基礎研究が進展するとともに、医療や創薬にも応用されつつある。RNAに関する基礎と臨床から医薬開発に至るRNAの全てが網羅された内容である。本人担当部分:アンチセンスRNAは分子標的療法に用いられたが、デリバリーの問題、効果に対する有効性が乏しいなどの理由より下火となった。しかし、近年再び注目を集めつつあり、アンチセンスによる遺伝子発現制御が、臨床応用されていることを図表も交えて説明した。
「第3章RNA研究から臨床へ 10.蘇るアンチセンス医薬」 pp.181-184
中村義一、舩渡忠男、竹田真由、落合孝弘