Streptococcus mutansとStreptococcus sanguisの糖代謝に対する酸素の影響を検討し、それらの違いがそれぞれの菌のピルビン酸ギ酸リアーゼの性質の違いによるものであることを示した。それぞれの菌において酸素接触後、ギ酸、酢酸、エタノールの産生が低下したが、その代わりに乳酸の産生が増加した。嫌気条件下におけるギ酸、酢酸などの生成量はStreptococcus mutansで高かった。
pp.129-134
T. Yamada, S. Takahasi-Abbe and K . Abbe