「Difference in conversion of pyruvate formate--lyase between oral streptococci.」

Streptococcus mutansでは菌体内のグリコーゲンなどを代謝して生ずるNADPHによって活性化されるので、つねにピルビン酸ギ酸リアーゼは活性型で存在し、活性が高いと考えられる。しかし、Streptococcus sanguisのピルビン酸ギ酸リアーゼはNADPHによる活性化を受けないので、不活性型で存在していると考えられた。このように菌体内のピルビン酸ギ酸リアーゼの存在状態は活性化酵素の性質に大きく依存していると考えられる。
p.551
K. Abbe, S. Takahashi?Abbe, Y.Iwami, N. Takahashi  and T.Yamada

J. Dent. Res. 70