「非う蝕誘発性の食品を検定するための実用的な歯垢下pHの測定方法」
食品のう蝕誘発性の検定に際してはヨーロッパではガラス電極を義歯に組み込んで測定しているが、顎提の低い日本ではガラス電極は大きすぎる。そこで、微小な半導体電極を用いて、自然な摂食状態に基づいた測定が可能な歯垢かpH測定装置を開発した。4種の食品について検討し、ヨーロッパで用いられているガラス電極によって測定されて結果と比較したところ、同様の検定結果が得られた。p.147玉澤佳純、関晋也、阿部一彦、渡辺誠
日本補綴歯科学会雑誌 40(96回特別号)