「in vivo 電極内蔵法及びin vitro歯垢懸濁液法によるシロップ液状総合感冒剤の酸産生性の検討」
小児用シロップ液状総合感冒剤が齲蝕を誘発する危険性について、電極内臓法による歯垢下pH測定により検討した。日本で市販されているほとんどのシロップ液状総合感冒剤では酸産生性が高く、齲蝕を誘発する危険のあることがわかった。また、検討した12種類中10種類のシロップ状薬剤には、スクロースが高濃度(22~48%)含まれていることがわかった。スクロースを含まない薬剤では歯垢下pHが低下することはなかった。p.183尹梅、阿部一彦、山田正
歯基礎誌 38