むし歯の発生に関して重要に関与すると考えられているStreptococcus mutansのピルビン酸ギ酸リアーゼ(PFL)をクローニングして、その遺伝子配列を明らかにした。具体的にはStreptococcus mutans GS-5についてプラスミドによりDNAを挿入し、ピルビン酸ギ酸リアーゼの活性を持たないミュータントを得、これを利用してピルビン酸ギ酸リアーゼをクローニングした。DNA配列により、すでに報告されている大腸菌のアミノ酸配列と比較検討したところ、きわめて類似性の高いことが判明した。
pp.385-391
Y. Yamamoto, Y. Sato, S.Takahashi-Abbe, K.Abbe, T. Yamada and H. Kizaki.