「う蝕の病因解明-in vitroの実験う蝕モデルによる最近の知見-」
ミュータンスレンサ球菌を培養後、人工的なう蝕(むし歯)モデル装置に組み入れて、種々の実験を行った。様々な要因が酸産生に関してどのような関与をしているのかについて、検定可能になった。ただし、この方法では実際にむし歯の発生に関与している歯垢深部の嫌気条件を再現することはできないので今後はさらに検討が必要である。ただし、種々の要因を予備的に分析することに関しては優れて応用できる方法である。pp.655-664浅沼慎、小澤雄樹、坂本征三郎、阿部昌子、阿部一彦
歯界展望 89