「食品の齲蝕誘発性の評価-歯垢pH測定試験-」
ヒト歯垢による食品の酸産生性を検討する方法で、最も優れているのは電極内蔵法である。この方法ではガムを噛んだり、飴をなめたりした場合の歯垢深部における酸産生性を連続的に測定できる。酸産生はう蝕(むし歯)発症に関する必要条件であるので、電極内蔵法を用いた検定により酸産生性のない食品を選べだすことは、う蝕を予防するためにも重要なことであると考えられる。pp.650-654
歯界展望 90