「口腔レンサ球菌のヌクレオチド代謝に関する研究」
口腔レンサ球菌の菌体外ヌクレオチド代謝を検討した。Streptococcus sanguisでは菌体外のヌクレオチドを菌体膜に存在するヌクレオチダーゼによって分解し、菌体内で利用するのに対して、Streptococcus mutansではヌクレオチダーゼ活性を持たないことがわかった。この事実は、膿瘍部位にStreptococcus sanguisが認められるという報告を考えるときわめて重要であると思われる。p.166岡田直人、高橋信博、阿部一彦、山田正
歯基礎誌 41