「唾液中のコルチゾル、分泌型IgAの変動からさぐる感性福祉の研究」
過度のストレスによって、視床下部の機能に支障が生ずることより、ストレス時に高くなるコルチゾールのレベルに関して一連の実験を行った。車いすダンスなどの余暇・レクリエーション活動時にはコルチゾールレベルが低下し、長期のパソコン作業時にはレベルが上昇するなどの結果から、ストレスコーピング等に際してきわめて応用性が高いことがわかった。ストレス低下時に分泌型IgAが高くなることも判明し、よりよい社会福祉の支援時に唾液が重要な試料となることが考えられた。pp.65-74阿部一彦、阿部昌子、渡部芳彦
東北福祉大学感性福祉研究所年報 2