「Anupalabdhi in Hetu-bindu」
ダルマキールティはHetubinduにおいて「同一の知に関係する否定対象とは別の存在」という概念を用いて否定的認識の根拠を用いて、仏教認識論において特殊な問題を孕んでいる「非存在」について明確な理解を示し、他学派からの批判に応えている。この問題を彼の他の著作において用いられる概念「知覚可能なものの非知覚」と比較して考察した。(英文)pp.1126-11124
『印度学仏教学研究』41-2