「ダルマキールティにおける否定の問題 -Hetubindu, Anupalabdhi章の研究-」(修士論文)
インドにおいて紀元5世紀頃から仏教教団内部においてもプラマーナ(正しい認識の根拠)についての研究が盛んに行われた。本論文では仏教認識論の伝統において決定的な役割を果たしたダルマキールティの著作『因一滴』「非認識章」における否定的認識の理論についての研究である。
東京大学大学院人文科学研究科