「社会福祉の《補充性》論再考」(査読付き)
社会福祉学における、基本的概念の一つである《補充性》を再考したものである。社会福祉の《補充性》を問うことは、その独自性を問うことであり、その存在理由を問うことも意味する。内容は以下の通り。(1)従前の《補充性》論の整理と検証。(2)孝橋正一氏の論稿、及び「日本社会事業の定義」(1950年)のの検証。(3)仲村優一氏の論稿の批判的考察。(4)人間理解の転換の糸口としての《補充性》論の根本的再考の試み。pp.1-22
東北福祉大学研究紀要第35巻