英語の語彙の意味的側面について意味論、認知言語学、語用論といった分野からアプローチすることを基本姿勢としている。とりわけ、英語数量詞の固有の意味特性、統語的性質、作用域の決定、否定要素や動詞など文内の他の要素との相互関係、冠詞相当語句との共起関係など様々な視点から数量詞の意味を明らかにすることに関心がある。これらの現象の背後にあると考えられる定性と作用域との関わりについても関心がある。
また、英語の心理述語について、その事象構造、アスペクト、文法項の意味役割、共起する前置詞の内在的意味特性などを中心に、心理述語の意味・概念構造の解明を試みている。